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STORY - 02

開発秘話

「キンギンカ抽出液」の
実力に迫る

UVダメージケア成分「キンギンカ抽出液」には、紫外線による炎症を抑えるばかりか、
慢性的な肌の赤みやほてりにも効果を発揮します。
その高い抗炎症力の秘密を、開発担当者に聞きました。

紫外線を完全に防ぐのは困難です。それならば「日焼け」にしない美容成分ができないか、そんな想いで開発をスタートさせました。 素材開発部 横田紗綾
数ある素材の中から、
炎症を抑える成分を探し求めて。

今回の新成分開発の出発点は、コウジ酸の美白作用メカニズムのひとつに着目したことでした。現在、シミのメカニズムとして、紫外線を浴びると複数の反応が連鎖的に起こり、炎症から日焼け、そしてシミへと進行することがわかっています。そのなかで私たちが目をつけたのは、シミができる前に肌で起こる炎症。シミのメカニズムのなかでも初期の段階でシミをつくる指令をストップすることで、より高い効果が得られるのではないかと考えたためです。この考えにもとづき、紫外線を浴びても「日焼け」にしない美容成分という、これまでにないテーマのもと、開発をスタートさせました。

まずはシミの原因となる炎症を引き起こす物質NF-κB(エヌエフカッパービー)の働きを抑える美容成分を調べました。無数にある素材をひとつひとつ試験し、たどり着いたのがキンギンカ抽出液です。得られたデータは高い効果を示し〈図1〉、新たな抗炎症成分の開発に向けて大きな手応えを感じました。

キンギンカ抽出液のNF-κB活性化抑制作用 〈図1〉

キンギンカ抽出液は、シミの原因となる炎症を引き起こす物質(NF-κB)の活性を最大で約92%も抑えることができた。
※2012年3月24日「日本農芸化学会 2012年度大会」にて発表

化粧品として心地よく
使用できるよう
美容成分
そのものの美しさを追求。

高い抗炎症効果がみられたキンギンカ抽出液ですが、開発当初は色が濃く濁りの多い、化粧品に入れる美容成分としては問題の多いものでした〈写真1〉。

化粧品には美白成分や保湿成分など、複数の有用成分が配合されています。そのため、色や濁りが強い成分をいくつも混ぜていくと、製品になったときに肌につけるには抵抗を感じる見た目になってしまいます。お客さまに心地よく使っていただくためにも、効果はそのままに色や濁りを抑えるあらゆる製造方法を試しました。その結果、高い抗炎症力を保った美しい抽出液を完成させることができました。

精製過程における色・濁りの変化 〈写真1〉

精製を繰り返すことで、化粧品原料に相応しい、美しい溶液を得ることができる。美容成分の効果はそのままに、色や濁りだけを取り除くことは技術的に非常に難しい。

大人肌を悩ますシミの原因を防ぐ
高い抗炎症力を実現するために。

キンギンカ抽出液の働きを詳しく調べたところ、シミの原因となる炎症において3ヶ所でストップをかけることがわかりました〈図2〉。シミに限らず体内の反応は、対応が遅くなるほど反応が広範囲にひろがり、進行を止めることが難しくなります。キンギンカ抽出液は、炎症の早い段階で複数の場所に働きかけます。さらにこの抗炎症効果は肌でも実証され、これにより自信をもってご紹介できる美容成分ができたと確信することができました。

炎症抑制のメカニズム 〈図2〉

キンギンカ抽出液は、炎症が起こる過程の3ヶ所に同時に働きかけ、進行を妨げる。またそれぞれの過程で、80%を超える高い抑制効果がみられた。

肌での炎症への効果

肌の通常写真

使用前
使用1ヶ月後

赤みとなる「ヘモグロビン」相関画像

使用前
使用1ヶ月後

キンギンカ抽出液配合のローションを1ヶ月間使用した結果、小鼻だけでなく頬全体の赤みも抑えられた。(50代女性、当社調べ)

※使用期間:2017年8月17日〜9月13日

UVダメージケア成分
「キンギンカ抽出液」配合

デルメッド かくれ炎症のケア

「日焼け」にしないという新しい発想から生まれた「キンギンカ抽出液」。この独自の美容成分をたっぷり配合したのが、かくれ炎症のケアです。炎症をケアして日焼けしにくい肌に整えるインナープロテクト ジェルと、美容成分の力を届けながらSPF50+・PA++++の防御力で強い紫外線から肌を守るアウタープロテクト ミルク。紫外線ダメージを寄せつけず大人肌をしっかり守ります。