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STORY - 01

開発秘話

「ハマナス抽出液」
誕生までの道のり

シミや黄ぐすみをケアする、ブライトニング クリーム。
このデルメッドの人気商品に配合されているくすみ防止成分「ハマナス抽出液」が誕生するまでに
どのような道のりがあったのか、開発担当者に聞きました。

ハマナスの花に秘められた力を引き出すには、予想以上に多くの壁がありました。 事業開発部 中井大助
新たに着目した素材を研究し、
「抗糖化」の働きを発見。

「ハマナス抽出液」は、実は私が入社してはじめて手がけた美容成分です。ハマナスは、北海道の海岸沿いによく見られる花なのですが、研究を予定していた素材のリストの中に偶然その名前を見つけまして。私自身、北海道に生まれ育ち、ハマナスがとても身近な存在だったことから興味が沸き、研究に着手したのです。

研究をはじめてすぐ、抗酸化にすぐれたポリフェノールが含まれていることがわかり、美白やエイジングケアの美容成分として手応えを感じました。研究を続けていくうちに、黄ぐすみの原因となる「糖化」を防ぐ、極めて高い働きがあることが明らかになりました。実際、これまで三省製薬が開発したどの美容成分よりも抗糖化作用に長けていた。これは、想像以上に大きな発見でした。

ハマナスは、北海道の海岸沿いでよく見られる、バラ科バラ属の一種。原種は、ひとつの茎に直径5~10cmほどの5枚の花びらをもつ一重花を数輪咲かせます。花や果実はお茶やジャムなどにも使われています。

ハマナスの高い効果を
安定してお届けするために。

ハマナスの力が明らかになるなか、美容成分として開発する上で2つの壁が立ちはだかりました。ひとつは、原料となるハマナスをどう手に入れるかということ。ハマナスはもともと野生の植物で、一定の品質を保てる商業用の栽培をしているという話は聞いたことがありませんでした。

ハマナスの入手方法で頭を悩ませていたとき、北海道興部(おこっぺ)町の「かみでファーム」で、ハマナスを栽培しているという話が飛び込みました。気温が高いと病気になりやすいハマナスにとって、北海道北部に位置し、オホーツク海に面する興部町は最高の環境。さらに、生産者の上出英二さんは香りのよい原種にこだわり、無化学肥料・無農薬でハマナスを栽培しているとのこと。美容成分の素材にこだわる私たちにとって、それはまさに理想的なハマナスとの出会いで、すぐに原料の供給をお願いしたのです。

ルビーのように赤く美しい「ハマナス抽出液」の原液。無化学肥料・無農薬で育てられた良質なハマナスのみでつくられている。

効果はそのままに、化粧品に
配合しやすい美容成分へ。

素材の入手とあわせ、もう1つ、大きな問題がありました。ハマナスのエキスを化粧品に配合するためには、抽出の際に出るにごりなど、不要なものを取り除く精製作業が必要です。しかし、これまでの製法では、最初に得られた高い「抗糖化」や「抗酸化」の力が損なわれてしまうことがわかったのです。

三省製薬の美容成分には、何より高い有効性が求められます。ハマナスの力をフルに活かすため、あらゆる角度から製法を探る日々が続きました。新たな製法にたどり着いたときには、試作品が通常の開発の3倍以上になっていたほどです。しかし、その甲斐あって、みなさまに自信をもってお届けできる、よりよい美容成分になりました。様々な課題を乗りこえて誕生した「ハマナス抽出液」が、みなさまの明るい肌づくりのお役に立つことができれば幸いです。

ハマナスの力を活かしきる美容成分を追求し、理想的な精製方法を何度も繰り返し検証。100を超える試作品を経て、開発に成功した。

くすみ防止成分
「ハマナス抽出液」配合

デルメッド ブライトニング
クリーム

ハマナスの力を活かしきる美容成分を追求し、理想的な精製方法を何度も繰り返し検証。100を超える試作品を経て、開発に成功した。