
|
|

| ケーキやクッキーなどの甘いお菓子から、ぴりっと辛いカレーやスープまで。世界中のさまざまな料理に、さわやかな香味を添えるアニスシードは、セリ科の一年草〈アニス〉の果実を乾燥させてつくられるスパイスです。シリアやエジプトなどの地中海東部沿岸が原産で、古代からスパイスとしてだけでなく、香料や生薬としても利用されてきました。紀元前4千年頃のエジプトでは、ミイラの防腐剤として利用されていたという記録も残っています。その後、需要の高まりにしたがい、古代ローマからヨーロッパ各地へと広まったとされています。アニスシードにまつわる印象的なエピソードとしては、紀元前3世紀頃、ローマ共和制時代の監察官 マルクス・ポルキウス・カトーの著書に記されている、ワインケーキのレシピが有名です。 |
質素な生活の尊さを説く、厳格な政治家であったカトーは、当時主流であった東洋産の高価なスパイスを使わずとも、国産のアニスシードで十分においしいケーキが作れるという見本を、このレシピによって示したとされています。このワインケーキは消化にもよく、祝宴での豪華な食事のあとのもてなしとして、大流行したそうです。今日の結婚式で、ウェディングケーキが引き出物と一緒に客人に配られるという習慣は、このケーキにルーツがあるといわれています。質実剛健を愛し、もてなしの心を大切にしたローマの偉人の精神
は、2千年以上経った現在でも、私たちの生活の中に息づいているのです。 |

|
COPYRIGHT(C) SANSHO SEIYAKU CO.,LTD ALL RIGHTS RESERVED 美白のためのスキンケア化粧品通販|デルメッド