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空気の乾燥や暖房の影響で、お肌のカサつきが気になる冬。しかし、同じ顔の中でも、額や鼻の頭に比べて、目もとやくちびるはよく乾燥すると思いませんか?実はその理由は、汗や皮脂の分泌量と関係しているのです。 |

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| 汗と皮脂を分泌させるのは、「汗腺」と「皮脂腺」という、皮膚の付属組織です。汗腺には、暑いときや辛いものを食べたときに汗を分泌するエクリン汗腺と、強い匂いを発する汗を分泌するアポクリン汗腺の2つがあります。お肌の潤いと関わる汗を分泌するのはエクリン汗腺で、くちびるを除くほぼ全身にありますが、とくに、手の平や足の裏、額などに多く分布しています。皮脂腺は、くちびるや手の平、足の裏を除く全身にあり、毛穴とくっついています。そのため、毛穴の多いTゾーンや、口のまわりなどに多く、逆にまぶたのまわりは少ないのが特徴です(下図参照)。汗と皮脂は、混ざり合って肌表面に天然のクリームといわれる「皮脂膜」をつくり、肌内部の潤いが流失しないよう守っています。これはもともとお肌に備わったバリア機能です。くちびるやまぶたが乾燥しやすいのは、汗腺や皮脂腺が少なく、皮脂膜がつくられにくいことが、ひとつの原因になっています。 |

汗腺や皮脂腺の働きは、年齢とともにある程度低下しますが、ホルモンの影響を受けることもあります。生活リズムの乱れや妊娠、出産などでホルモンのバランスが変わると、汗や皮脂の分泌量も変化して、お肌の調子が乱れやすくなります。
また、気温が低下する冬は、新陳代謝が衰えるため、汗や皮脂の分泌量が夏場の約半分ほどになってしまいます。ベタつきが少ないと安心される方もいらっしゃいますが、汗や皮脂が不足して皮脂膜がつくられないと、乾燥だけではなく、小じわなどの肌老化の引き金にもなります。寒さが深まるこれからの季節はとくに、お手入れでのサポートが必要です。
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皮脂膜がつくられにくい冬のお手入れで大切なのは、必要な潤いは守り、足りない潤いは補ってあげることです。
まず、必要な潤いを守るために気をつけたいのが洗顔です。お肌にやさしく、潤いを奪わない洗顔料を使って、汚れだけを落とすようにしましょう。また、冬は熱めのお湯を使って洗顔する方も多いかと思いますが、これも必要な皮脂を奪う要因となります。冷たい水が苦手な方は、35~37℃程度のぬるま湯で洗うようにしてください。さらに、足りない潤いを補うために、化粧水をたっぷり使った後、乳液やクリームを重ねて皮脂膜の代わりにバリアをつくりましょう。
お手入れとは別に、汗や皮脂の分泌にかかわる代謝を高めるために、お風呂はシャワーだけではなく、湯船で体をきちんと温めることもおすすめです。お肌にとって過酷な冬をのりきるために、ぜひ、心がけてみてください。 |
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