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美白美人Q&A > きれいの皮膚学 第12回 角質細胞の潤いを守る「細胞間脂質」
2009年3月公開

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お肌のいちばん外側にある角質層の細胞と細胞のすき間をぴったりと埋め、潤いを守る働きをしているのが「細胞間脂質」という油分です。 |

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| 水分と油分が交互に重なる細かな層をつくり、ブロック塀のような角質細胞をつなぎとめている(図1参照)ことから、接着物質と呼ばれることもあります。通常は、角質層の上にいくほど少なくなり、接着力が弱くなるため、不要な角質細胞は垢として自然にはがれ落ちるしくみです。細胞間脂質は、いくつかの脂質成分から構成されており、その主成分となるのが、「セラミド」です。セラミドは皮膚トラブルとも多く関わり、アトピー性皮膚炎や乾燥性敏感肌の方は、セラミドが正常なお肌の10分の1ほどしかないと言われています。こうしたお肌は他の細胞間脂質も同時に減少している可能性があり、接着力が非常に低下しています。細胞間脂質の層も乱れてしまうため、水分の流出や外部からの刺激による影響を受けやすく、乾燥や炎症を起こしがちになります(図2参照)。また、角質細胞も不安定になり、垢となって自然にはがれ落ちる前にめくれて、お肌がカサカサと白く粉を吹いた状態になり、多くの肌あれの原因になっているのです。 |

では、お肌の細胞間脂質が不足しないようにするには、どうしたらよいでしょう。実は、細胞間脂質はお肌の新陳代謝「ターンオーバー」と深く関わっています。細胞間脂質は、肌細胞が生まれてから成長していく段階で、徐々に細胞内に蓄積され、角質層にたどりついたところで放出されます。つまり、十分な細胞間脂質を角質層に届けるためには、ターンオーバーのリズムをきちんと整えることが大切なのです。年齢とともにターンオーバーのリズムが乱れると、細胞間脂質が十分に角質層に届けられなくなりますが、毎日のお手入れや規則正しい生活で、お肌の生まれ変わりをできるかぎりサポートしてあげましょう。
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普段の生活では、洗顔や入浴時の細胞間脂質の流失に気をつけてください。油分である細胞間脂質は、お湯と混ざると溶けて流れ出てしまう性質があります。洗顔は、なるべく水かぬるま湯を使うのが理想です。とくに、乾燥が気になるときなどは、お風呂に入るときも、熱いお湯に長湯しないよう気をつけるとよいでしょう。また、メイク落としや洗顔のときにお肌をゴシゴシこすってはいけません。肌表面の角質細胞が無理にはぎとられてしまい、必要な細胞間脂質までいっしょに失われてしまいます。本来、不要な細胞は自然にはがれていきますので、汚れだけを落とすように、やさしくていねいに洗えばそれで十分です。乾燥が進むこれからの季節、スキンケアでも、保湿クリームなどでお肌の潤いが逃げないようガードしながら、すこやかなお肌を守りましょう。 |
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